日本で提案された高圧加工技術に期待高まる

  • 投稿者:
  • 投稿カテゴリー:column

日本が開発に大きく貢献した技術に、食品加工技術のひとつ「高圧加工技術」があります。それまでは、食品の加工といえば加熱することが一般的だった時代に、高圧という特殊環境での食品加工がもたらす現象には興味深いものが多々あることから研究が進められていました。20世紀後半に日本で提案されたこの技術は、以降研究が一気に進められ1990年には世界初となる同技術により商品化にこぎつけたイチゴジャムがあります。商品化された当時は、これからの食品加工法の一つと言われるなど、世界的に話題をまいた技術として知られています。その後、同技術は無菌包装米飯などへも応用が進められ、いまだ現在進行中のこの技術は、包装方法とともに期待されている技術の一つと言っていいでしょう。