食品用に使用される紙を使った容器、いわゆる紙パックは現在では特に液体関係に欠かせない容器となっています。種類も多く牛乳パックとしてよく知られる「屋根型カートン」や、主に果汁用として最近では牛乳でもよく見かける注ぎ口がたたまれた形状の「レンガ型カートン」、最近ではほとんど見かけなくなりましたが学校給食の牛乳パックでお馴染みだった「三角錐型カートン」、そして業務用で一般の人には余り馴染みのない「バッグインボックス」と呼ばれる業務用で水道水の消毒用薬剤などによく使用されている段ボールと内容物を入れたプラスチック・バッグがセットになった容量の大きめな容器と、大きく分けると四つに分類とされています。

これら紙という、一見弱そうな素材でありながらメーカーの弛まぬ開発努力で、今では強度もさることながらガス遮断性へも満たす容器として多用されています。食品用として容器内への各種液体内容物充填時は、食品自体の殺菌と容器の無菌化で品質が維持されています。

材料構成としては、内容物の種類や品質・特性によって2種類の紙パックが使い分けがされており、一つがポリエチレン(PE)+紙+PEという「3層タイプ」であり、もう一つがガス遮断性を向上させたPE+アルミ箔若しくはバリアーPET+PE+紙+PEという「5層タイプ」です。今では液体食品用容器としてなくてはならない地位を築いていると言っていいのかもしれません。

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