鮮度維持には機械設備を使った調整空気環境

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鮮度が命の野菜などの青果物は、産地直売でもない限り収穫してから消費者の口に入るまで、流通が必須となります。青果物に使われている包装材は、収穫後も呼吸している商品をできるだけ鮮度を損なうことなく食卓などに届けられるような包装材が選ばれ、さらに低温での流通など気を配った取扱いがされています。昔使われていた新聞紙といった包装材も、鮮度維持という点でそれなりに理にかなったもので、青果物から出る水蒸気を適度に吸収することで、乾燥を防ぎ呼吸もさせていたものです。現代では、野菜や果物といった鮮度維持には5%ぐらいの酸素と同程度の二酸化炭素が存在する「調整空気環境(CA)」が最適ということが知られており、りんごなど限定的ですが対応されています。