野菜の鮮度保持に使われるいろいろな対策

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野菜の鮮度を維持するため、いろいろな包装面での対策が日本ではとられていますが、海外でも事情は同じで、とりわけ東南アジアのようなカット野菜が多く流通しているところでは顕著にその傾向がみられます。その対策というのが酸素食い切り型包装と呼ばれるもので、野菜の呼吸を考慮して外部とのやり取りができるようにする日本とは逆に、外部と遮断することで酸素を使い切り二酸化炭素で満たすという方法です。この方法では、低温での流通を前提とするため、温度管理には細心の注意を払う必要があります。そのほか、鮮度維持の対策として「防曇OPP袋」と呼ばれるフィルムを使ったものがあります。この防曇OPP袋は、結露しないよう工夫されたフィルムを使うことで、適度な水分を袋の内面に薄く張らせることで、腐敗から免れるようにし、かつ内部の確認ができるという包装形態です。