袋の圧縮試験と式について

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実際の圧縮試験の場合、パウチのシール部から破損することが多いということで、パウチの破損するときの状態は次のように書くことができます。『パウチ内圧力(=荷重÷接触面積)=(2×(シール強さ))÷パウチ高さ』。ただし、シール強さは10mm当たりの強さです。この式を書き換えると、次のようになります。『荷重=(長軸長さ-π÷2×高さ)×(短軸長さ-π÷2×高さ)×((2×シール強さ)÷パウチ高さ)』となります。パウチの高さが大きくないときは、この式のシール強さと荷重は、計算値とよく一致します。パウチの高さは、当然袋のサイズと内容品の充填率で異なってきます。この高さは簡単な式で推定できます。耐圧縮性なら、圧縮試験を行えば良いのではないかということもいえますが、この式を使うことで、いろいろな効用があります。