食品の殺菌方法変革に期待かかるアクアガス

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食品包装と関りのある技術は多くありますが、フリーズドライ製法やレトルト殺菌、膜分離技術、高圧加工技術などとともに、「加熱水蒸気加熱技術(アクアガスとも呼ばれます)」があります。この技術は、水蒸気をさらに高温で加熱することで生まれるガスが、食品に応用すれば素材の水分を維持させながら急速加熱を可能となり、短時間での急速殺菌が実現できることを意味します。これまでの殺菌方法では、高熱で長時間殺菌すると細菌を皆無にできることは分っていたものの、同時に食材にも少なからず影響を与えてしまうことから、現実には時間と温度が限定されていました。この板挟みとなる従来の殺菌方法が、この技術を使えば理想とする殺菌を叶えてくれるのでは、という期待が今後さらに高まっていくことは想像に難くありません。